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とある携帯サイトさんのSさんが「ラビミラなんちゃってバトン」をされてまして。
どのお答えも好きなのですが、その中の「ラビンダ的ABC」があまりに素敵だったので、即席お題と見立ててお話書いちゃおう、という次第。(もし問題ありましたらご連絡をお願いします)
前回はA(目が合う)、今回はB(目があって、ドキッとした時に、微妙な笑顔を浮かべる)です。
B(目があって、ドキッとした時に、微妙な笑顔を浮かべる)
おかしい。
ミランダは朝から何度も首を捻っている。中国で旧知の年下の少女を含むエクソシストの集団と合流してから今日で二日。昨日あたりから、よく視線を感じるような気がするのだ。
彼女は小さい頃からそそっかしくて、いつだって心配や呆れ交じりの視線に晒されてきた。だから、悪意のこもった視線はよく知っている。
けれど、最近感じるものからは嫌な印象は受けない。むしろ、もっと見ていてもらいたいような?
不思議な感覚に気を取られていたミランダの目の前には、いつの間にやら木の壁が。大きいとはいえ船は船。通路は狭く急ごしらえの出発とあってアチラコチラとロープやら荷物やらが積み上げられており(主にミランダにとって)歩きにくいことこの上ない。あ、と思ったときにはもう遅い。
…痛い。
ぶつけた額を押さえて蹲っていると、背中に感じる謎の視線。
今度こそはと。
彼女にしては機敏に視線の元を振り返った。(今まで何度も失敗している様子)
するとそこには一昨日に初めて顔を合わせた元気のよい青年が立っていた。
きれいな翠色の一つだけの瞳。日の光のように明るい髪の色。
光の制限された船の中、茶色の壁と天井と床に囲まれて、彼の周りだけが夢のように鮮やかだ。
ミランダが思わず見入っていると、驚いたように固まっていた相手の顔が、へにゃりとゆるんだ。
つられて、彼女の頬もふにゃりとゆるむ。
途端。
色鮮やかな存在は、口を手の甲で押さえた。と思ったらクルリと踵を返して彼女と同じ人間とは思えないような速さで走り去ってしまった。
しばし呆然としていたミランダだったが。
自分が何か相手の気に触るようなことをしでかしてしまったのだと思い込んで、今度はシクシク泣き出してしまった。
何で笑顔を浮かべたトコで終わらないんだ(笑)
走り去るラビの耳はきっと真っ赤だ! 可愛い~v
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