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いつも拍手ありがとうございます! 原作の休載続きにorzとなりがちなので、大変ありがたいです。
で、今回はリバミラなのですが、短いのに途中までです。うーん、どうも話がまとまらない~。
タイトルは群青三メートル手前さんの「淡々五十題」より。
よろしければ続きをどうぞ。
僕を動かせるもの
リーバーは小さな期待を胸に自室のドアノブを回した。これから二時間、彼のスケジュールは休憩となっている。そして、彼の婚約者も十分前から休憩に入ったはずなのだ。
互いに忙しい身だ。休憩はしっかり取らねばならない。が、手の届く位置で僅かな言葉を交わしてゆっくりするのも、有意義な休憩になるのではなかろうか。
はたして彼の期待通り、いや期待以上というべきか、ドアを開けると同時に彼の婚約者が走り寄って来た。リーバーは顔をこれ以上はないくらいに蕩けさせ、腕を広げて華奢な体を受け止める。
その女性はリーバーの背に手をまわし、こう言うのだ。
「私はリーバーさんに面倒をみてもらうつもりはありません!」
「ああ゙?」
彼の眉が跳ね上がった。眠気だか惚気だかに曇っていたすみれ色の瞳が、即座に剣呑な光を宿す。相手の発言を質す声は雷のよう。普段の彼女だったら自分に非がなかろうと即座に土下座して身をひるがえして謝罪の言葉を繰り返しながら逃げ出していただろう。
しかし、自分の考えに没頭しているミランダは、目の前の様子が目に入らないようだ。リーバーから引っぺがした白衣をハンガーにかけクローゼットへ戻し、戸口に突っ立ったままの男の手をぐいぐい引っ張ってベッドへ座らせる間、ひたすら同じ意味のセリフを繰り返している。
「私はリーバーさんが好きだから婚約したんです。便宜を図ってもらうためじゃありませんし、リーバーさんは婚約者だからって特別扱いしたりしません」
「刻盤(タイムレコード)が使えなくなったら教団から出ていきます。無理言ってリーバーさんを困らせたりしません」
「そしたら、きちんと自分が暮らしていけるくらいに働いて、リーバーさんに迷惑かけないようにします」
「ごはんだって、ジャガイモ以外の料理をジェリーさんからたくさん習ったんです。だからリーバーさんには私と別のご飯を作れます」
「この前に買ってもらった指輪は、失くすと大変だから婦長さんに預かってもらってるんです。任務から戻ると必ず病棟へ行くことになるから、毎回、返してもらって教団にいる間は鎖を通して時計のネジと一緒に首から下げてます」
初めこそ頭に血が上ったリーバーだったが、彼女の一連のセリフを聞けば不穏な想像は露と消えた。残るは優秀を自負する彼の脳にも解けない謎ばかり。
首を傾げながら、リーバーは最近ようやく使われるようになった自分のベッドに腰を落ち着けた。ミランダは憤懣やるかたなさそうに、部屋の中を歩き回っている。そこでふと、優秀な脳の持ち主はジェリーが漏らした言葉を思い出した。
いわく。
『女の付き合いってのは大変なのよ』
リーバーさんは女の人より男の人からの評価が高いタイプだと思います。が、それなりにもてそうなので、ミランダさんもまあそれなりの苦労があるんじゃないかなと。
例の如くねつ造感満載のお話になりそうですが、これがメインじゃないのです。
あと、私の書くリバミラのミランダさんは、他の組み合わせと比べて負けず嫌いな所を割とストレートに出してる気がします。
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