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素敵な同盟さんが! と早速参加。
LMD(Love Me Do)、正式名称(?)ラビミラディク同盟さんです!
LMT同盟さんの姉妹サイトさんですよー、(管理人の)コウさん大好きv
というわけで書いたお話が以下ですが、普通にL+Mで読めます。(むしろ、ディックさんをアピールできてないような気がします。精進精進)
ミランダ=ロットーの決して知り得ない事実
ミランダはそそっかしい。失敗が多い。運動神経は鈍いほうだし、物事を間違って覚えることが得意だ。
なので任務に出かけた先、用意された部屋のドアを開けたら、ズボンにスリッパ、濡れ髪をタオルで拭いているラビと目が合った瞬間、また自分は間違えてしまったのだと信じて疑わなかった。
「キャー! ごめんなさい、ごめんなさい、部屋を間違えたわ! 私の部屋の番号だと思ってしまって...!」
泡を吹かんばかりに謝罪の言葉をまくしたて、でき得る限りの素早さで開けたばかりのドアを勢いよく閉める。
間に扉を挟んだとしても、視線の先に上半身裸のラビがいるのに耐えられず、クルリと後ろを向いた。両手で覆った頬が熱い。鼓動も早い。何てこと。
パニックに陥っていたミランダは、もたれ掛かっていた扉を引かれて後ろへ倒れこみかけたところを抱きとめられた。上下逆になった視界にラビの顔が逆さまに映る。ニコニコと、何が楽しいのか今にも歌いだしそうな。
「いんや、間違ってないさ。ここ、ミランダの部屋」
明るく教えてもらっても、自分を支えてくれている少年が何を言ったのか頭に入ってこない。
団服越しに感じる熱い肌。ドキドキして...る場合じゃない。ラビの部屋はここではないらしい。だったら何故ミランダの部屋でシャワーを浴びていたのだろう。いや、それよりも。
「ら、ラビ君! あ、あの! ごめんなさい、もう大丈夫だから、その...」
離してちょうだい。
最後まで言い終わる前に、足音が聞こえてきた。
カツカツカツ
こちらへと向かってくる。
「ほら、ミランダ。誰かに見られちゃうさ。早くこっち」
部屋の中へと引っ張りこまれる。カチャリと目の前で閉じた扉。
あら?
ラビが後ろから抱きしめるようにして、ミランダ越しに鍵をかけた。
「オレは構わないんだけど。ミランダに悪い噂たてるわけにはいかないさ?」
悪い噂?
一緒の任務に就いているエクソシスト二人が一緒に居るところを見られて何がいけないのだろう。ミランダは事態を把握できずにいる。
と、ラビの腕がいつの間にか彼女の鎖骨前で交差する。
「あー、ミランダ、いい匂い~。しあわせー」
声が随分近くから聞こえる。息が耳の周辺の髪をふわふわと揺らす。くすぐったい。泣き出したい。
だって、ミランダは宿に着いたばかりだ。任務先で落ち合う予定のラビと久しぶりに顔を合わせたら、シャワーから出たばかりの様子の彼は上半身裸でサッパリとしていて石鹸の匂いまでする。それに引きかえ自分は。
「あぁ、あのね、ラビ君。私、さっきここに着いたばかりなの。だから、まだシャワー使ってなくて、その、汗も流してなくて、あのその埃とか...」
しどろもどろに続けられる言葉に、ラビがのどを鳴らす。ミランダは恥ずかしくて耳まで真っ赤になってしまう。
「じゃぁミランダ。さっさとシャワー浴びてくるといいさ」
「えぇ、え?」
肩を優しく抱かれ、部屋に備え付けのシャワールーム(黒の教団が用意した部屋だけあって、設備も豪華だ)の方へと背中を押された。促されるまま足を運ぶミランダは、予期せぬ出来事の連続で確かに正常な判断能力を欠いていた。(今なら悪徳商法にコロッと引っかかったかもしれない)(今に限らないかもしれないが)
ここは自分の部屋なのよね。何だってラビ君にシャワーを勧められてるのかしら?
という、ごく真っ当な疑問をミランダが思い浮かべられたのは、それから暫くしてから。団服を脱ぎシャワーを浴びてゆったりとした部屋着に袖を通している時だった。
おまけに、根本的な間違いが解決していない。
「ラビ君!? ラビ君は自分の部屋に戻ったほうがよいと思うの!!」
脱衣場の扉を勢いよく開けて彼女にしては大きな声で宣言する。しかし、返事がない。
先程、「いってらっしゃーい♪」とソファに腰かけにこやかにミランダを見送るものだから、彼女が出てくるまで居座るつもりなのかと勘ぐってしまった。恥ずかしいわと頬を染め、天蓋つきの大きなベッドに倒れこもうとしたら。
羽布団の上。仰向けに転がる男の子。ベッドの足元には脱ぎ散らかされたスリッパ。羽織っただけの上着が肌蹴て、引き締まった腹筋や広い肩から続く首が丸見えだ。
再び頭に血が上る。
「ラビ君?」
声をかけても動かない。
「ねてるの?」
というところで、記事を分けます。続きはこちら。
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